歯科における検査

もし、あなたが腹痛を訴え、初めていった病院でこんなことがあったらどうしますか?

診察した医師が、お腹をちょっとみたあと

「多分、盲腸でしょう~ 今から、手術をしますので、隣の手術台に乗ってください」

あなたはおとなしくその場で手術に応じるでしょうか?
いや、きっとこういうに違いありません。
「先生、検査しなくていいのですか?」と・・・・・
振り返って、歯医者さんではどうでしょうか?
「あー、奥歯、むし歯が進んでいますね。今から詰めますね。」
「そうですか、気が付きませんでした。せっかく仕事を休んできたので
ついでに治してください。」
そうです。そこには 診査→検査→診断→処置 という流れがないのです。
では、今まであなたは歯医者さんでどのような検査をしてもらったことが
あるでしょうか?
レントゲン、歯ぐきをチクチクする歯周病の検査、もちろん肉眼で見ることも
大事な検査ですよね
実は、お医者さんで血液や尿を調べるように

歯医者さんでは「唾液」を調べるのです。ご存知でしょうか?

唾液が消化のために大事な役割を担っていることは、

よく知られていますが最近、唾液の研究が進み、

消化以外にも様々な働きをしていることが明らかになってきました。

虫歯や歯周病から歯を守る働きがあるのです。

むし歯体質だと思っているあなた!

慢性の病気では自分の体を知ることから病気のコントロールが

始まります。その一歩が『唾液検査』となります。