歯の根元がまるで「木を切り倒す斧」でたたきつけたように

えぐれているのがわかります。

これってどうしてこうなったのでしょうか?

下の写真は「ダイレクトボンディング」で修復した

後の写真ですが、問題はなぜこんな状態になったか?

ということです。

実は、ここまでひどく無くなくても

顕微鏡で観察するとほとんどの方に

見られるのです。

そこで、イラストで解説します。

人間は安静状態では、上の歯と下の歯は

当たってはなく、2〜3ミリの空間を持っています。

ところが、”日中”無意識にかみしめたり・・・

”夜間”歯ぎしり

上下の歯が「ケンカ」をします。

その力は、食事をする時より遥かに強力なパワーなのです。

その歪みで“大理石”のように硬い歯の表面を覆っている

エナメル質はヒビ割れます

で、一番エナメル質が薄く、応力が掛かる

歯の根との境目に「楔状(くさびじょう)」に

削れていくのです。

これが、”正体”です。

つまり、「犯人はあなた自身」

ということになります