今回は、なぜあなたは歯医者さんと縁が切れないか、 新しい仮説と対策を考えてみます。                              

歯科医として皆さんのお口のトラブルに取り組んで26年、(ここで「病気」と書かないで「 ・ ・ ・ ・ 」と書いたことには意味があります。)だんだん、分かってきたことがあります。それは歯のトラブルの殆どは、『歯が割れることから始まる』のです。さらに言うと、歯医者さんと縁が切れない方の殆どは、『歯ぎしり』や『噛みしめ』の癖があると言うことです。もう少しかみ砕いてお伝えすると、歯がしみるという『知覚過敏』や『むし歯の進行』も、そして『歯周病が悪化』するのも、すべてこれらの悪癖が絡んでいると考えます。

現在、当歯科にいらっしゃる皆さんは、お口の中が汚く て問題が起きているという方は、ほぼいらっしゃいません。 歯磨きをしないからむし歯や歯周病になっているのでは無 く、むし歯なら歯が割れてそこから細菌が入り込み進行し ます。歯周病なら噛みしめによって歯がゆすられ、急速に 骨が溶けるのです。知覚過敏もそうです。歯が歪むほど力 が加わることにより、歯の中に入っている神経が悲鳴を上 げているのです。ここでの大きい問題は、その事実に皆さ んは自覚が無いことなのです。このことを今回はお伝えす ることが、最初の目的です。さて、では事例を見ていきま しょう。目を背けないようにして下さいね。

歯の変化

歯肉や顎の骨(歯周組織)の変化

人工の歯のトラブル

様々な器官へのへの影響

次回は、さらに詳しい内容とセルフチェッ ク方法についてお伝えします。