シャーマンの弟子

現実から目を背けることはできても、逃げることはできません。

治る、治す、治せない・・・歯科医療の言葉を再定義します。

例えると、“風邪をひいたけれども、熱が下がって元気に仕事に出かけた。”

“包丁でちょっと指を切ってしまったけど、数週間後には傷が癒えた”

これは、治ったといってもいいと思います。

24時間不眠不休で治したのはもちろんあなたの体自身・・・・・

その一方、不幸にして交通事故で足を切断・・・義足をしての退院となったら

はたして、あなただったら「治った、治った」と喜ぶでしょうか?

だとしたら、歯の治療はどちらの「治った」でしょうか?

歯科医師は、歯の種を植えたりすることもできませんし、

むし歯の穴に向かって呪文を唱え、

歯を元通りふくらませることはできません。

もし、将来そのようなことができるようになった時

わたしたちは、胸を張って「治しました」と言えるでしょう。

削って詰めては結局歯を失う双六を歩んでいるのに過ぎないのです。